お気楽キャッサバクイズ

ブログ名はクソHN生成診断から

【SideM】強く尊き獣たちっていいよね。

巷ではSideMのオススメ楽曲10選なるものが流行っていたらしい。
らしい、というのはフォロワーがやっていて知ったからで、過去形なのは興味を示したらこの企画は終了したと聞いたからだ。私はいつもこんな感じで生きている。
終了したとはいえ今後もタグの使用は自由らしく、ならばと私も筆を取ったが10曲などとても絞れない。こんなのイオンくらい広い花屋の店先に並んだ色とりどりの花から10本選べと言っているようなものだ。それに私が好きなように選んだらバランスなど考えられていない花束が出来上がる。まぁどんな組み合わせでも最高のセトリになるのがSideMのいいところなんですけどね!
曲を選んでいると、思ったよりも自分は楽曲への、特に歌詞への思い入れが強いことに気がついた。特に担当ユニットの楽曲なら尚更だ。全部語りたい。解釈になりきれない妄言をぶつけたい。今持っている自分の感情を留めておいて、数年後の酒の肴にしたい。

と言うことで、担当の楽曲を発売順に語ることにします。全体曲や合同曲はなしで。
この記事は私とサシ飲みしたら聞かされるであろう妄言を文字起こししたものです。ぜーんぶ妄言!真に受けないでね。

ちなみに私は牙崎漣のPです。THE虎牙道Pというよりは牙崎の下僕という感じ。そしてシンプルに激重オタクです。
THE虎牙道が好きですがいかんせん牙崎が好きすぎるので牙崎の話が、また牙崎を語るうえで大河タケルは避けて通れないのでこの二人の話が多めになりそうです。

いくぞ!(いくぜ!)

 

◯強く尊き獣たち

(ゆーちゅーぶの貼り方がわかったらここに貼ります)

私は原点にして頂点という言葉が好きだけど、これは頂点へのスタートラインであり彼らの踏み出した一歩目というイメージが強い。それでいて、今改めて振り返ってみるとTHE虎牙道の持っている本質はしっかりと書かれていて彼らの軸のようなものを感じる。

あとシンプルに牙崎の話から入るんだけど、ライブだと『負けたくないけど実は認めてる』のとこで絶対に大河タケルを見るのなんなんですかね〜〜〜!いや、タケルの方向には道流もいるから道流にも負けたくないってのはわかってるんですよ。それはもう戦国村イベントでわかってる。それにたぶんこの曲のリリースは戦国イベより後なので三人がライバルになってからの楽曲、つまり三人が三人ともお互いに負けたくはないんですよ。
でもパート分けがここ牙崎なんです……そしてね、ライブだとかなりの高頻度(というか全部?未確認)で牙崎漣の後ろから大河タケルを捉えるカメラワークになっててェ……見てるんすよ……すっごい……だからここをライブ円盤で見るたびにくるんちゅになってしまう。負けたくないけど実は認めてる……ここの『実は』が結構牙崎と大河っぽいんですよね。道流はまっすぐに認めているので、ここは割と虎牙のエッセンスが強めかなって。てかお互いを『実は認めてる』って虎牙、とてもいい……てかタケルと道流のこと認めてる牙崎ってよくないですか!?よすぎ!!
そうやって認めた上でも負けたくないっていうのは初期からの彼らの原動力で、それは4thアニバイベでそれぞれが今日ステージに立っている俺が一番だ、と思っていることからも見受けられる。この三人ってすっごい負けず嫌いなんですよ。だからこそ高め合える。これはC.FIRSTの『高め合う関係』とは形が違っていて、お互いを追い越しあうことでどんどん先に進んでいく感覚だと思います。これを相乗効果と言えるのかは人によって解釈が分かれるところだけど、これを信頼と私は呼ぶ。
相手がついてくる、同じフィールドで戦える、抜かされたら追い越したい。そういう進化の仕方なんだけどそれって結構危うくて、相手が挫けないこと前提なんですよね。でも三人は張り合える。あまりにも信頼。負けたくないけど実は認めてる。(あと相手の行動に自分があまり左右されないので、こういうところはソリストの集まりだなーって思います)
じゃあ相手が挫けてしまったらどうするかっていうと、『倒れた奴らに同情するほど甘くない』なんですよ。いや、声はかけるし手は貸すんですけど、根底的な部分がこの歌詞に出てるんじゃないかなーって。
『倒れた奴らに同情するほど甘くない』はもふ先輩の『おねぼうさんはおいてっちゃう』と並んで厳しいSideMシリーズなんですけど、私は当時、『倒れた奴ら』が誰なのかあんまり考えたことなかったんですよね。まぁTHE虎牙道って戦うし、戦ってきた人たちだし、勝負に負けた敗北者達のことを指しているのだと思っていました。
でも徐々にその考えは変わっていきます。きっかけになったのはフォロワーの呟きとReflection BREAKERSです。
先取りしてReflection BREAKERSの話になるんですけど、THE虎牙道の戦いって『向き合うのは己自身』とあるように、己との戦いなのかなって徐々に思うようになってったんですよ。そして戦いには『誰だって負けたくはない』し『諦めちゃ悔しいだろ……‼︎!』なんですよ。
勝負の世界では勝者がいれば必ず敗者がいる。それを誰よりも知っているTHE虎牙道が必ず生まれてしまう敗北者に同情しないって、私はそういうの好きだからカッコいいと思ってしまうけどTHE虎牙道らしからぬっていうのを徐々に感じるようになりました。そういえばHungry?もお仕事とはいえ応援歌で、ここでも超えるべきは己だったし。(Hungry?はTHE虎牙道がこちらを応援したという衝撃が大きすぎて当時は飲み込めなかったです)

彼らの思う戦いが己との戦いなら、ここでTHE虎牙道が敗者だと認定するのは『己に負けて、立ち上がることをやめた人間』なのではないかと。

強大な相手に負ける時もあるっていうのは三人とも痛いほどわかっている。特に道流は全員ねじ伏せて金メダルを取っているし、漣だってストリートファイトでは常勝。そうして自分が輝いた影にいる敗者を彼らは同情の余地すらないと判断するのか?漣はしそう。というか敗者には感情がなさそう。でも道流はそうじゃないじゃん。
三人は全力を出して戦って、それでも負けてしまった人のことは認めると思うんですよ。でもそこから立ち上がることを放棄した人間は『倒れた奴ら』なんじゃないかなー。そいつには同情の余地がないのかも。『折れない心と自分を信じること』があれば充分って歌ってますからね。つまり、THE虎牙道の定義では諦めない限り敗北はない。
これってすごい厳しいこと言ってるとも思うんですけど、究極的には彼らには敗北者のいない世界もワンチャンあるってことじゃないですか。世の中には勝者と、勝者になるまでの道のりを歩んでいる人しかいない。努力を続けている人は決して敗北者なんかじゃない。なんて力強いメッセージなんだろう。

なんか、そう考えると「敗者をなくそう!全員せーのでゴールイン大作戦」は順位に、他人との比較に囚われていますね。THE虎牙道さんを見習ってくださいよみたいな謎の感情が生まれます。いや、これもなんというか、ある意味の理想論なのかも。そしてその理想論のためにTHE虎牙道ができることってすごく少ない。だって個々の問題だから。そして別にTHE虎牙道はそういうのを啓発するために活動してるわけじゃない。ただ、彼らが頂点を目指す背中って戦う人にとってすごく眩しく、力になるんだと思う。背中で語るってやつ。
そんなことを考えるようになりました。いや〜この曲に対してこんなに感情が生まれるとは思わなかった。

自分との戦いからちょっと外れるけど、『潜めてる刃』ってのも好きだ。なんか、自分の可能性を信じろって話じゃん。そうやって諦めずに牙を研ぎ続けてる人間には『共に目指そう』って声をかけてくれる。THE虎牙道はそっと支えてはくれないし背中を押してもくれないけれど、その振る舞いで必ず誰かを救ってると信じてます。

そういやさっきソリストがどーこー言ってたけど、『それぞれのチカラ、それぞれの目的を』と言ってるようにTHE虎牙道ってマジでソリスト集団なんですよ。競技も個人VS個人だし。(ここが同じアスリートのWとの差別化になっていてとても好き)
背中で語るって話もしたけど、あまり誰かに干渉はしないスタイルなのかも。まぁ彼らはもうソリストのアスリートではなくユニットのアイドルなので干渉はします!!そういう気持ちで見てみると、この曲は彼らのアスリートとしての一面が強く出てる。

音楽用語とかそういうのまっっっっったく知らないオタクなんですけど、強く尊き獣たちのこの始まりってすごくなんか、こう、三人が静かに歩いてくる感じして、そわそわというよりは息を飲む。なんか戦いの始まりみたいな。その後でちゃっちゃっちゃってしてる弦楽器?みたいなやつがなんか大きな始まりを予感させる。
で、ぱーん!ってしてストリングス?なんか壮大なのが始まるの、絶対にアニメのOP!ここだけ聞くとなんかロボアニメとか始まりそう。というかめっちゃ弦楽器なんだよなー!こんなんアルテさんかカラフル・シンメトリーさんの領分ですよって思うけどTHE虎牙道さんのデビュー曲なんだよなぁ!
あと結構伴奏がちゃっちゃこしてるっていうか、わりと忙し目というか。結構キレイな音が多いんだけど、ここぞというときにビビビって入る音がかっこいい。いや本当に弦楽器すごいな。随所に『尊き』感がでてる。良い。
あと今聞くと漣もタケルもなんか幼くてかわいい!!!!子猫時代だ。(?)
ギターソロもちゃんとあるし、これはアイドルソングだわ。アイドルソングってギターソロがあるんでしょ?
「頂点を目指すなら」ってはさまってからのラスサビいいなー!Cメロっていうのかな、それがないっぽいからギターソロつけたあとにこういうちょっとした変化で踏み込んでラスサビ!ってのかよくて、そんで歌詞も同じことを言っているけど『頂点を目指すなら→荒野を走り抜け〜』って繋がっていくのがいい!
かざした手のひら〜で弦楽器はそのままに伴奏がジャッジャッジャッジャッって盛り上がっていくのもいい!後半に荒ぶる楽器シリーズ大好きだから……
そして最後に頂点を極めるって言ってるのが、本当に自分たちの在り方を語っていてかっこいい……いや、この曲めっちゃ好きだわ……。
今振り返ると弦楽器モリモリでTHE虎牙道の曲ではわりと珍しいのかな?この曲を今の歌唱力と今の解釈をアイドル自身の成長に乗せて聞きたいなー!

ということでライブの話も。(だいぶうろ覚えで喋ります)
これギターソロでめっちゃ殺陣してくれるのかっこいいよね。2ndかな?最後のとこ三人が漣を先頭に一直線に並んで、ひとりひとり歌うのすげー好きだ……特に『大地を蹴り上げて』で漣がハイキックするとこすっごい好き!あのハイキックマジで好き!
多分円盤見返して探せば好きなところもっとある気がするから、見つけて書きたくなったら追記します。


こんなところかな!
なんか長くなったし今日はもう眠いので、残りの曲は後日。